ランドマークタワーから見下ろす大桟橋と飛鳥2
8/1/2025/FRI
人知れず咲く花となれ

20年以上ブログを書き続けているけど、固定読者はほとんどいない。

これはむしろ稀有なことではないか。

もともと自分のために書きはじめたもの。宣伝もしないし、あえて読者を増やそうという小細工もしない。

本についても同じ。価格を上げたせいで、少なかった注文はますます減った。先月はUnlimitedで数ページ読まれただけ。

もう宣伝もしないし、読んでほしいと誰かに献本することもしない。

言葉を換えれば、もう他人に理解してもらうことはあきらめる、ということ。孤独であることを恐れないということ。

緑深い山奥にひっそりと咲く、まだ名前のつけられていない花のようでありたい。


さくいん:理解孤独


8/2/2025/SAT
世界のふしぎ理想郷50、渋川育由、河出書房新社、2013
世界のふしぎ理想郷50

世界の絶景を集めた写真集を眺めるのが好きで図書館でよく借りてくる。本書もその一冊。

どちらかというと自然が作った絶景よりも、歴史的建造物や古代遺跡を見るほうが好き。

毎週、世界遺産を紹介するテレビ番組も、自然系のときには見ないことが多い。そもそも自然科学一般に興味がない。動物を特集したテレビ番組は見ないし、公園や植物園など人工的な緑は好きでも、むき出しの大自然には怖くて近づけない。

そうは言いながら、実際に目にすると圧倒され、感激することもある。大学時代に旅したグランドキャニオンがまさにそれ。運よく頂上のロッジに泊まれたので、夕陽、星空、朝陽の脅威的な光景を目にすることができた。言葉では表現できない景色はいまも忘れない。


さくいん:アメリカ